リンパ浮腫セラピスト
2026/05/11
リンパ浮腫セラピストとは
リンパ浮腫セラピストの役割と仕事内容
私のサロンでは、リンパ浮腫予防やリンパ浮腫早期発見に力を入れています。
ですので、定期的にサロンで計測と所見チェック、施術をされる方や中には更年期症状、高齢者の浮腫、産後の浮腫などのにお困りの方も施術にいらっしゃいます。
圧倒的に多いのが、やはり看護師/リンパ浮腫セラピストですのでがんの方の来訪が多いです。
当サロンにいらっしゃるがんの方の割合は9割/乳がん、1割/婦人科がん・脳腫瘍・肺がんを占めています。
最近、ご自身の浮腫について私に助けを求めてくれた方がいます。
看護師でありリンパ浮腫セラピストでもあるため、しっかりとした知識と専門的な技術をある方に、施術をしていただきたいとの希望され、ご連絡をいただきました。
そして同じような方に、当サロンを知ってほしい。
ありのままの状況を伝えることで、リンパ浮腫予防や定期チェックの大切さ、早期対応の大切さが伝わるのであればSNSやHPで写真を掲載することを快諾してくれた方です。
当サロンのHPを閲覧してくれる方も増えてきました。
この機会に、リンパ浮腫セラピストのリンパ浮腫を発症している方にはどんな施術や対応をしているのかお仕事の一部をお話ししたいと思います。
内容を知ってもらうことで、私が「なぜサロンを始めたのか」医療機関の外来所属を選ばずにサロンを開設したのか、伝わる人もいると思います。
当サロンは医療機関連携を実施しているサロンです。
リンパ浮腫だけでなく、在宅で寝たきりの方の浮腫や産前産後の方も状況によっては、かかりつけ医と情報提供を行いながら施術を行います。
リンパ浮腫発症の場合は、主治医やリンパ浮腫クリニックの医師と連携し施術を実施します。
イメージは日々のリンパ浮腫/浮腫みケアはリンパ浮腫セラピストが行い、急を要する医師判断や医師定期受診時に情報提供を実施し医師とセラピストが互いに情報共有を行いながら、その人に合った施術を行います。
治療方針や弾性着衣の圧を決めるのは、医師のみに与えられた権限です。
私たちリンパ浮腫セラピストは医師の装着指示書をもとに
何百種類の中から、その人に合った医療用弾性着衣を日常生活背景を考慮し、試着しながら決めていきます。
リンパ浮腫が大きくなってしまった方は、医療用弾性着衣が入らない方も。その場合は、細かく採寸しオーダーメイドの医療用弾性着衣か、ベルトなどで固定できるベルクロタイプなどを組み合わせて購入し施術していきます。
そのほか、リンパ浮腫が大きくなりすぎて手術になる方もいます。手術の効果を出すためには、リンパ浮腫セラピストが医師の指示にあわせ、手術日まで、ある程度大きくなった浮腫を小さくする施術を行います。
これが集中排液といいます。
集中排液は短期間で、大きくなった浮腫を小さくします。
このブログを読んでいる方の中には、短期間で大きくなった浮腫を小さくできるなら、最初からそうしたらいいのに…と思われる方もいらっしゃると思います。
状況によっては1〜2回/週の間隔で施術に来訪していただき、
マニュアルリンパドレナージと多層包帯法を組み合わせ施術し、状況によってはセルフバンデージをご自宅で実施していただくための指導、患部の状態把握(感染の兆候など)を実施します。
短期間で週に何度も来訪し、施術と自宅でご自身で包帯を巻くことはとても骨が折れる日々を意味しています。
リンパ浮腫外来は現在1ヶ月、あるいは数ヶ月待ちです。
この状況の中で、外来でじっくりリンパ浮腫の方のマニュアルリンパドレナージの施術や多層包帯法を交えた施術を行うことが厳しい状況です。
リンパ浮腫外来に通院されている方の中には、リンパ浮腫外来のイメージは、医師の問診の後看護師やリンパ浮腫セラピストが正寸し、ご自身に合った弾性着衣を購入することがメインだと思います。
状況によっては、エコーを実施し後日リンパ管造影を行い、リンパ液の溜まっている場所やリンパ管の機能の状況を映像で見ながら、医師より説明をしてもらい、次回の受診予約という方もいらっしゃると思います。
次回の受診まで、日々のケアや施術を実施するのがリンパ浮腫セラピストの役目です。
ちょっとした体の張りや違和感のケアも浮腫から生じている
こともあります。
次回の受診まで数ヶ月待つ必要なく、そんな不安な思いをすぐ相談できたり、施術したりする日々のケアをになった立ち位置になります。
当サロンにお越しいただいた症状や状態によっては、定期受診先の受診日を待たず、地域医療(町のクリニック)へ受診をしていただくよう申し上げることももちろんあります。
リンパ浮腫は発症すると一生ケアし続けることが求められます。たとえリンパ浮腫を軽減するために手術をしたとしても、その後の医療用弾性着衣の着用がなくなることはありません。
リンパ浮腫は日常生活能力の低下だけでなく、リンパ浮腫によって外見(アピアランス)の変化が生じ「自分らしくない」という思いを持ったり、「人前に出ることに消極的になる」「病気だということが周りに分かってしまう」という心配やつらさを感じたりする人が少なくなるよう関わり、ケアすることもリンパ浮腫セラピストの役割です。
今回、浮腫を生じ私に助けを求めてご連絡をくれた方やこれまでリンパ浮腫を発症し、診察したり施術をしてくれるところを探すまで苦労した方の思いは、「リンパ浮腫を気軽に相談できる専門の資格を有している人を見つけるのに時間がかかった」ということ。
「もっと早くに知っていれば」「もっと早くから定期チャックに通っていれば」発症前の太さとほとんど変わらない大きさでいられたのに…という自責の念を抱いている方がほとんどです。
発症する前から会社の近くや自宅近くに、かかりつけ医を持つようにちょっとした不安や質問、状態を見てほしいなど気軽に相談できる「かかりつけセラピスト」を探し、定期的に体の状態を把握する習慣が何より「自分らしくいられる体」を保つ秘訣だと思います。

