簡単リラクスと自律神経を整える
2024/10/22
簡単!リラックスして自律神経を整える
ハーブを日常に取り入れる
前回のコラムでは、“秋がおとづれることによる気候の変化”と“夏の暑さによる疲れ”で秋バテが起きる原因をお伝えしました。私たちの体は、外的環境と内的環境に影響を受けながら日常生活を過ごしています。外的環境は自然環境の影響、つまり気候の変化や人付き合い、気温の変化などバランスを取りながら健康を保っていて、内的環境はホルモンバランスや内臓の状態であることも。
秋バテにならないためには、まずは変化に対応できるだけの【体力】と【自己免疫力】をつけることが大切ですともお伝えしました。
前回、何かセルフケアとして取り入れたいとお考えの方に、ハーブティーや漢方をオススメしたと思います。
中でもご自身でハーブのブレンドに挑戦する「柑橘系カモミールティー」のハーブの種類とブレンド内容をお送りいたしました。
皆さんは、「ハーブって難しい。」「挑戦しずらい。」と感じたり、思い込んでいませんか。また「ハーブティーは癖があって苦手。」難しいと感じていたり、苦手と感じている方には簡単にハーブを取り入れる方法があります。
【自己免疫力】をつける、あるいは向上させる為に、色々な方法があります。その中の一つが、MLD(マニュアルリンパドレナージ)でもあります。しかし、サロンに行きたいけど、そんな時間と余裕がない方には、自宅で簡単にセルフケアとして取り入れ【自己免疫力】を向上させる方法として「ハーバルバス」をご紹介します。
【ハーバルバスの効果】
1. リラックス効果
多くのハーブ(ラベンダー、カモミール、バレリアンなど)は、リラックスを促し、ストレスを軽減する作用があります。温かいお湯とハーブの香りが交わることで、自律神経を整え、心を落ち着かせる効果があります。
2. 筋肉の緊張緩和
ハーバルバスは、筋肉の緊張を和らげる効果があります。例えば、ローズマリーやペパーミントなどのハーブには、筋肉のコリをほぐし、疲れを取る効果が期待できます。
3. 血行促進
温浴そのものに血行を促進する効果があり、さらにハーブ(ジンジャーやセイボリーなど)を使うことで、末端の冷えを改善し、体全体の巡りをよくすることができます。
月経で体が冷えがちな方やプレ更年期/更年期障害で悩まれている方にも♡
4. 美肌効果
カレンデュラやローズヒップなどのハーブには、肌の保湿や修復を助ける成分が含まれています。ハーブバスに浸かることで、肌に直接作用し、乾燥やトラブルを緩和する効果が期待できます。
5. デトックス効果
ハーブには、発汗を促し体内の老廃物を排出する作用があるものがあります。例えば、ジュニパーベリーやネトルは、リンパの流れをサポートし、体を内側から浄化する働きを助けるとされています。
また、入浴することで水圧が外から加わりリンパの滞りを促すことにつながります。よってリンパに滞った老廃物が促され、浮腫を解消します。
6. 安眠効果
ラベンダーやカモミールを使ったハーバルバスは、睡眠の質を向上させると言われています。就寝前にハーブバスに浸かることで、体と心をリラックスさせ、自然な眠りに導く効果があります。
7. 免疫力向上
一部のハーブ(エキナセアやタイムなど)には、免疫力を高める効果があり、季節の変わり目や風邪の予防に役立つとされています。定期的なハーバルバスは、体を強化し、病気に対する抵抗力を高める助けになります。
ハーバルバスは、心身のバランスを整え、自然な癒しの力を体験できる素晴らしい方法です。
ハーバルバスの実際
オススメのハーブと入浴
お湯に浸かることで毛穴が開き、血液循環も促されます。この時、ハーブの成分が体内へ吸収されやすくなり、使用するハーブの種類によっては保湿や美肌といったスキンケア効果も期待でき、自然に湯気を吸い込むので蒸気吸入の効果も得られます。
昔からある薬草湯をイメージすると良いでしょう。
※ハーブは効果も得られますが、時にはアレルギーや効果が強く出現し皮膚トラブルを引き起こすことがあります。
実施する前にはパッチテストを実施し、以上がないことを確認してから入浴を行うようにしてください。
ハーバルバス〜全身浴〜
普段入浴している肩までゆったり浴槽に浸かる方法です。
⭐️必要なもの⭐️
1.ご自身で改善したい症状に合わせ用意した「ハーブ数種類」2.ガーゼハンカチ(用意できたら、木綿の袋)
3.ヘアゴム
※2.3.は用意できなくてもOK!
⭐️作り方と入浴⭐️
1.用意したハーブを細かくし、ガーゼハンカチの上に置き、ガーゼハンカチで4隅を持ち上げ包んだら、ヘアゴムでハーブがこぼれ落ちないよう縛ります。
(または、熱湯を注いで抽出した濃いハーブティーを作ります。)
2.浴槽のお湯にガーゼハンカチに入れたハーブ(またはハーブティーをこしたもの)を入れます。
3.入浴します。
※ハーブの有効成分を体内に浸透させる事も目的の一つでもあります。ゆっくり時間をかけてぬるめ(38〜40℃)の温度設定をオススメします。
不眠や緊張緩和には【カモミール(ジャーマンカモミール)とリンデン】が効果的です。
ハーブティーだけではないハーブの効果を実際に試してみてください。セルフケアの選択が増えることで、その時の気分や疲労感によってご自身で選び、手軽にケアが出来ことで未病につながっていきます♪