浮腫(むくみ)とは〜原因と対策〜
2023/11/23
浮腫(むくみ)とは
浮腫とは組織で不要になった水分は静脈を介して80〜90%、残りはリンパ管から回収されますが、不要になった水分がさまざまな原因で、充分に回収されずたまっている状態を言います。
例えば、朝起きて鏡を見ると顔が腫れぼったい、夕方になると下肢がむくんで靴が窮屈になる、急に体重が増えたなどの症状が現れます。
浮腫(むくみ)と肥満では全く違います。浮腫(むくみ)は体の水分が異常に増加した状態で、肥満は脂肪分が増え体重が増加することです。浮腫(むくみ)は、浮腫(むくみ)が生じている部分を指で押し、指の形に凹みが出れば浮腫(むくみ)と言えます。肥満の方にはこの指の凹みができません。また、浮腫(むくみ)は体の外に排出されず、たまっている状態です。体から排出されないことから、急激な体重の増加がみられます。
浮腫(むくみ)の原因
【一過性なもの】
浮腫の原因は、デスクワークなどの長時間同じ姿勢を続けたり、立ち仕事など全身の血流の循環が悪くなることや長時間同じ姿勢を降り続けることで重力の影響を受け、下肢に不要な水分がたまってしまう事により浮腫(むくみ)が出現します。その他、きつい下着や衣類によって体を締め付ける事により、締め付けられている部分の血流が悪くなり浮腫(むくみ)が生じてきます。
女性の場合は、男性に比べ筋肉量が少なく、筋肉のポンプ機能を使い血液を心臓に押し戻す働きが弱いことから、男性より浮腫(むくみ)やすいと言われています。また、生理前になると黄体ホルモンの影響を受け(生理前症候群)、余分な水分が体内にたまりやすくなり浮腫(むくみ)やすくなります。
これ以外には、運動不足による筋力の低下、塩分やアルコールの摂り過ぎ、カリウムやカルシウムなどのビタミン・ミネラル・タンパク質不足、血行不良を起こす冷え、などがあります。
【慢性的なもの】
立ち仕事や塩分の取りすぎなどに生じる浮腫(むくみ)は、一時的に生じ下肢の挙上やウオーキングなどの運動により解消されることが多い症状です。しかし、浮腫(むくみ)が解消されず症状が出現してから浮腫(むくみ)が解消されない浮腫(むくみ)もあります。そのような症状が見られた場合は、速やかに医療機関へ受診しましょう。
心臓の病気、腎臓の病気、肝臓の病気、内分泌(甲状腺、副腎皮質)の病気、薬剤の影響、下肢静脈瘤、深部静脈血栓、リンパ浮腫等。
浮腫(むくみ)の対応策
一時的な浮腫(むくみ)の対応策は、浮腫(むくみ)の部分を心臓のよりも高くし、滞った血流を心臓へ戻したり、ストレッチやウオーキングを行うことで、血流の流れを良くし血行を促進します。
血行が促進されることで、細胞が活性化され肌の状態が改善され美肌にもつながります。
食事では浮腫(むくみの)主成分である水分、ナトリウムをためないためにも、食生活における水分、塩分の過剰摂取を避ける事が予防につながっていきます。
体を冷やす事は、血行不良になり浮腫(むくみ)が促進されてしまいます。特にデスクワークが多い女性は体を冷やさないような対策をし、帰宅後は湯船に浸かるなど体を温める対策を実施しましょう。
横になることで、停滞していた血流が循環し足に溜まった余分な水分が移動します。血液循環量が増加し、腎臓への血液量も増えることで、余分な水分を尿として排出してくるので浮腫(むくみ)の解消へとつながります。
浮腫(むくむ)は、真皮の下にあるコラーゲンなどの弾力繊維を伸ばしてしまい、たるみやしわなどになってしまう場合があります。セルフケアで浮腫(むくみ)対策を取り入れ、時にはプロの施術を受けながら浮腫(むくみ)知らずの体を整えることをオススメします。
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serapiA
東京都渋谷区神山町38-8 インナートリッププラザ115
代々木公園エリアでむくみの緩和
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