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実は夏に多くなる帯状疱疹

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実は夏に多くなる帯状疱疹

実は夏に多くなる帯状疱疹

2025/08/01

実は夏に増加する【帯状疱疹】

【なぜ夏に帯状疱疹になる人が増加するのか】

私が患者さんと接していて、帯状疱疹に罹患する患者さんが増加する時期が1年のうちに2回あります。年度末の時期と8月末ごろから秋口にかけてです。

何となく年度末に帯状疱疹に罹患する方が増加するのは、想像がつきますよね。

なぜ8月末ごろから秋口なんだろう?そう疑問に思いませんか。

紫外線量のピークは1年のうち8月がピークと言われております。なぜ紫外線が関係あるのか。

それは、「日焼け」と「暑さ」。

以前、肌の老化は「光老化」が80%とお話をしたことがあると思います。

皆さん、思い返してみてください。

日光を長時間浴び続けると「日焼け」をした後は、肌がヒリヒリして赤くなったり、ひどい状態だと水疱と言われる水ぶくれができます。この状態を経験した人もいるはず。

つまり長時間浴びた紫外線により火傷(ヤケド)をした状況になります。そこまで日焼けをしなくても、日常生活でこの強い紫外線を毎日浴び、肌を修復し続けることは体力を相当使います。この猛暑は、低温サウナで生活している状況と何ら変わりません。

となれば、当然この暑さでも体力が奪われることになります。さらには、暑さや冷房などの寒暖差も合間て、食欲が奪われ、満足に栄養を補給できない状況に陥る方もいます。

この条件が重なって、帯状疱疹を発症する方が夏に増加します。

 

帯状疱疹って何だろう

皆さんにわかりやすい表現で表すと、帯状疱疹は「水疱瘡のウイルス」。

水疱瘡と聞いて思い浮かべるのは、子供の頃に感染して幼稚園や保育園を休んだこと。水疱瘡の上に白い塗り薬を塗った覚えがある方もいると思います。

水疱瘡が治ったら、ウイルスは体からいなくなるのではなく、私たちの神経に沿って潜んで、ともに生活をしています。

なぜ、発症せずにともに生活し続けられるのか。

それは、そのウイルスが悪さをしないように抑制する体力があるから、発症することなく生活をしていられます。

帯状疱疹の症状が出現=ウイルスを抑制すだけの体力が「ない」ということになります。

悪さをする時は、神経に沿ってウイルスは潜んでいますので、神経に沿って水疱がいくつも出現します。

出現する時は基本的に片側に帯状で水疱で出てきます。

これが「帯状疱疹」の名前の由来になります。

症状の出方は人それぞれで、症状を感じ始めた状況を聞くと「チリチリするな」「痒いな」「内側から痛いな」「筋肉痛かな」と思っていたと、話されることが多いです。

お腹の辺りに帯状疱疹が発症した人で、胃が悪いのかと思って

胃カメラを飲んだけれど、後日水疱が出てきて痛みの原因が帯状疱疹だった、という方もいました。

帯状疱疹は、一度でも水疱瘡になった方には感染はしません。

なぜなら、その人も自前(笑)のウイルスとともに生活しています。一方で水疱瘡のウイルスですから、ご家族に水疱瘡に感染していないお子さんがいれば、水疱の中にウイルスが含まれていますので「接触」やくしゃみなどの「飛沫」で感染します。

そういった意味では、水疱が瘡蓋になるまで接触は避けた方が良いです。

コロナ感染予防と一緒で、手洗いやうがい、食事を一緒にしない、抱っこなどの接触を避けるのが望ましいです。

 

帯状疱疹は一生に一度罹ったら、もうかからない?

一昔前は、帯状疱疹について「一生に一度」なれば大丈夫。

そんなふうに表現をする事もありました。

以前の夏は、ここ最近の暑さとは違い猛暑を連日記録する、茹だるような暑さはありませんでした。

北海道がいい例です。

北海道は夏のピークでも30度は超えない気温でしたが、ここ数年は30度をゆうに超え38度を記録しました。

この状況では帯状疱疹を発症する方が増加するのは納得がいきます。

中でも、病気によって体力が奪われている人や治療の影響で体力を奪われている方は、免疫力が低下していることから一度ならず何度も帯状疱疹の発症を繰り返す方もいます。

私の経験で多かったのは「がん」の治療をされている方でした。具体的には、抗がん剤や放射線治療中の方で何度か発症。発症の間隔が短い方だと、1週間から2週間おきに何度も帯状疱疹を発症する、という方もいました。

帯状疱疹を発症しない為にも、奪われた体力の回復を夏の間中、奪われたままにしないとこが大切です。

夏休みに旅行に出かける前に1、2日でも体のメンテナンスを取り入れること。

ご自宅でセルフケアをしたり、私たちセラピストの力を利用して免疫力を上げるためのケアを実践するも良し。私もそうですが、体が疲れている時ほど自分でケアをするのが辛いものです。

また、ご自身でできることの一つとして「帯状疱疹予防接種」を接種することを推奨します。

今年度より「帯状疱疹予防接種」は定期予防接種となりました。60歳以上の方にはお住まいの自治体より、予防接種予診票が発送されています。

50歳以上でも助成対象で接種できる自治体もあります。

助成対象には、帯状疱疹の発症リスクの高い18歳から49歳の方(※疾病や治療等により、免疫不全または免疫機能が低下した方。上記以外で、医師が接種を必要と認めた方)も助成対象としている自治体もあります。少しでも可能性がある方は、お住まいの自治体や自治体のHPで、ご自身が対象になるか確認してみてください。

安心して今受けている治療に専念する為にも、あらかじめできる予防策があるならば速やかに実施することをご提案します。

 

 

 

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