皮膚ってなんだろう？

皮膚ってなんだろう？

 

皮膚（ひふ）は暑さ、寒さ、太陽光線、摩擦（まさつ）や毒物などからからだを守るはたらきをしています。つまり、皮膚はぐるりと私たちの体を隙間なく囲んで、外の世界から私たちを守ってくれています。

どんなものから守っているのか。それは、汚れた空気や埃、細菌、ウイルスなどから守っています。

健康な皮膚は、正常なターンオーバー（皮膚が生まれ変わるサイクルは、約28日）を保ち、常に再生し続けます。

ターンオーバーの仕組みは、皮膚は表皮と真皮に分かれています。基底層で生まれた新しい皮膚細胞が押し上げられ、垢となって剥がれ落ちます。

皮膚の主な働きは、呼吸作用、紫外線防御、知覚作用、保湿作用、抗酸化作用、吸収作用、体温調節機能などの働きがあります。

 

☆表皮の役目

 

表皮は４つの層に分かれます。

①角質層　　　外の有害物質から人を守ります。また、体内の水分を保ち、水分の蒸発を防いでくれます。

②顆粒層　　　密度がある層です。まるで、細胞が押しつぶされたように重なっています。皮膚の防水機能を果たします。

③有棘層　　　細い管で細胞同士が結ばれいて、細胞がしっかり結びつくことでより丈夫な皮膚になります。

④基底層　　　表皮の細胞が新しく誕生するところであり、新しい細胞を作るために常に細胞分裂を繰り返している。

 

☆真皮の役目

 

真皮には４つの役目があります。

①線維芽細胞　コラーゲン、エラスチン、グルコサミノグリガンを生成する細胞。

②コラーゲン　厚みのあるタンパク質繊維。組織の形成を保ちます。

③エラスチン　弾力に富んだタンパク質繊維。皮膚の弾力やハリを保つ役割を担っています。

④グルコサミノグリガン 　繊維間を埋め、セメントのような役割をします。水分に富、真皮を満たして皮膚のハリと潤いや艶（ツヤ）を生み出します。

 

以上のことから、常に正常な皮膚であれば肌は潤いが保たれます。見た目も健康的にハリや艶（ツヤ）が保持されみずみずみずしく若い肌に見えます。

これは例外なく皮膚で覆われている顔にも言えます。若々しくハリや艶（ツヤ）を保ちながら、たるみなく歳を重ねていくか、悩まれている方もいらっしゃると思います。

 

【皮膚は何故衰えてしまうのか】それは、次回お伝えしたいと思います。